クーラー病の症状や子供や女性の注意点は?

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冷房病とも呼ばれるこの病気は、外気温の高い季節にクーラーの効いたオフィスなどに長時間滞在することで、本来なら汗をかくべき時にかけないですとか、不規則な温度変化によって自律神経の働きが乱れてしまうことによって引きこされる、現代病の一種です。

今回は、クーラー病の症状をできるだけ分かりやすく解説し、さらには、子供がクーラー病を発症した際にはどう対処すればよいのか、などのことについてを解説していきたいと思います。

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クーラー病の症状とは?

クーラー病は、冷え性の一種に分類される現代病の一種だと説明しましたが、なぜ現代病に分類されるのかというと、少なくともクーラーが普及し始めるまでは、こんな病気はまったく認知されなかったからです。

別名を冷房病というだけのことはあり、これは、冷房の効きすぎた環境に長時間、あるいは長期間いることで引き起こされる体調不良の総称です。特に夏場、猛暑が続く環境から一転、クーラーの効いたオフィスなど屋内の環境に入ると、急激に体が冷やされますよね。

すると、身体の防衛本能が働き、大事な器官である内臓や脳を守るため、全身の血液が体の末端から中心部分に集まってくるわけです。このため、手足の先端部分が貧血の状態になってしまい、そのままの状態でやせ我慢をすると、やがて冷え性に似た症状を感じ始めます。

クーラー病によって自覚する主な症状は、次の通りです。

頭痛・めまい

猛暑の中、頑張って職場までやってきて、クーラーの効いた環境で生き返ったような心地を味わったのもつかの間、次第に体が冷えすぎて、とうとう頭痛やめまいまで感じ始めた――こんな経験をしたことがある人は、けっこう多いのではないでしょうか。

頭痛やめまいは、クーラー病の代表的な症状に数えられます。なぜ、身体が急激に冷えると頭が痛くなってしまうのか。その理由はズバリ、エアコンの強風によって首筋が冷やされてしまうからなのです。

首筋が冷えてしまうことで、脳をはじめ全身に血液を巡らせる動脈が細くなり、血行が悪くなってしまうため、脳が貧血状態になり、頭痛を発症するのです。なお、めまいを発症するメカニズムもこれと同じです。

脳が貧血の状態になるというのはつまり、この重要な器官に酸素や栄養が十分に行き届かなくなっているということなんですよね。貧血は万人の身近にある恐ろしい症状なので、くれぐれも注意してください。

発熱

エアコンの強風にさらされることで、本当に発熱などするのか、ちょっと意外に思う人が多いかもしれません。しかし、クーラー病が原因で熱が出るというのは、実はそれほど珍しいことではないのです。

クーラー病によって発熱してしまうメカニズム、その秘密は、人間の身体が備えている〈発汗〉という機能にあります。要するに汗をかく働きですね。この働きは自律神経がつかさどっているものですが、過度に冷やされた環境に長時間滞在すると、汗をかきたくてもかけない状態になります。

発汗というのは、どうしても体温調節のためだけに行われると思われがちですが、実はそうではないのです。発汗という身体の働きには、体温を調節する以外にも、体内にたまった老廃物を体外に排出する作用があります。実際、汗の成分というのは尿のそれとよく似ています。(濃度については、汗のほうがずっと薄いのですが)。

要するに、本来なら発汗することで体の外に出ていくはずの老廃物が、クーラー病によっていつまでも体内にたまった状態になってしまうことに加え、冷えた身体を少しでも温めようと、自律神経が発熱を促すことで、身体が発熱してしまうのです。

ただ、発熱のプロセスが伝染病などのそれとは全く異なるため、クーラー病に起因する発熱は、微熱に終わることが多いです。

鼻水・くしゃみ

鼻水やくしゃみといえば、花粉症や風邪の初期症状と共通しています。そのため、これらの症状を自覚した時点では、クーラー病を疑う人は意外と少ないのです。

クーラー病を発症すると、なぜ鼻水やくしゃみが出始めるのでしょうか。実はこれも、自
律神経の失調が関係しています。

鼻水やくしゃみは、自律神経が『くしゃみをしなさい』とか『鼻水を出しなさい』という指令を脳から発することで引き起こされる、自己防衛反応の一種です。要するに、くしゃみや鼻水によって、体に害のある物質を外に出そうとするわけですね。

通常なら、こういう防衛反応はむやみに繰り出されることはありません。しかし自律神経の働きが乱れると、本来ならくしゃみや鼻水を出すべきタイミングではない時に、これらの症状が出てしまうわけです。

咳・のどの痛み

言うまでもなく、咳や喉の痛みといった諸症状も、風邪を引いた際によくみられるものです。そのため、前項で解説したくしゃみや鼻水と同様に、咳や喉の痛みを自覚した時点では、自分がクーラー病にかかったのだと自覚できる人は、意外と少ないのです。

エアコンの強風が咳や喉の痛みなどの原因となるといわれても、なんだかピンときませんよね。クーラー病とこれらの症状の因果関係について、詳しく見ていきましょう。

乾燥が主な原因

咳や喉の痛みというものは、実は空気が乾燥しているときに自覚しがちな症状です。このことは、風邪やインフルエンザが冬に流行する疾患であるということを合わせて考えても、十分に納得していただけると思います。

夏場は湿度が高いので、寒い季節と比較すれば、空気が乾燥して喉がダメージを受けるリスクはそれほど高くないはずです。しかし、その固定観念を覆してしまうのが、クーラーの強風なのです。

クーラーの強風によって、室内の空気は乾燥します。空気が乾燥すれば、冬と同じように人間の喉や鼻の粘膜が乾燥し、これによって、ほこりやウイルスなどの異物をからめとる働きが弱くなります。

このため、ウイルスが粘膜の部分でやっつけられず、体内に侵入してきますよね。体内に侵入してきた異物をやっつけるための防衛反応として咳が出ますし、ウイルスにやられれば喉だって痛くなるわけです。

以上の理由から、夏場にクーラーの効いた室内に長時間滞在し、その結果として喉が痛くなれば、その症状はクーラー病の一種だと考えることができるわけです。

さらに恐ろしいのは、クーラーの風によって体の防衛機能が低下し、さらに重い病気(風邪やインフルエンザなど)を併発してしまうリスクがあることです。くれぐれも油断は大敵ですよ。

関節痛・手足の痺れ・冷え性

これらの症状はいずれも、血行が悪くなることで引き起こされるものばかりです。気温の高い屋外から、クーラーの効きすぎた屋内に移動した際、急激に身体が冷えてしまうことを防ぐべく、全身の血液が体の中心部へ集まってきます。

人間の血管は万能ではありませんし、血液だって無限に存在するわけではありません。体温の低下を防いで健康な状態を維持するためには、身体の末端(つまり手足の先端)から体の中心部へと血液を集めてくるほかないのです。

手の先端や足先の血流が不十分になると、当然その部分の温度は下がります。
すると、しびれや関節痛など、冷え性のような自覚症状が出始めます。どの部位が冷えるか(血行が悪くなるか)によって症状の出方は少し異なりますが、単なる手足のしびれがやがて頭痛やめまいなどにつながっていくので、身体の冷えには迅速な対応が必要になります。

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冷えた体を温めるには?

いちばん手っ取り早いのは、冷えた部位を温めてやることです。特に夏場は薄着になる人が多いので、露出している首や肩、あるいは手足の先端などを衣類で温めれば、クーラー病の症状は改善します。

着衣で体温の調節を出来るようにしよう

簡単に脱いだり着たりができるように、上に一枚、余分に羽織るものを用意するとか、足先の冷えを予防するために靴下を二重に履くとか、あるいは、他人にわからないようにこっそり腹巻を身に着ける方法もありますよ。

体感温度には個人差があります。猛暑の中を頑張ってオフィスまでやってきて、クーラーの風が強すぎるために「ちょっと寒いな」と感じても、ストレスを感じているのが自分だけだなんていう場合は、エアコンの温度設定を簡単に変えることはできません。

室温を調整することができないなら、いかにして自分の身体を温め、冷気から守ってやるかというのがポイントになるのです。

温かい飲み物を飲む

また、暖かい飲み物を口にするというのも、体温を維持するうえでは効果的です。

とりわけ注目されているのがシナモンティーの力ですね。最近ではコンビニや自販機などで購入できる機会も増えましたが、わざわざ買いに行かなくても、例えば市販の生姜チューブや粉末などをカバンに忍ばせておけば、いつでもどこでも好きな時に、普通のお茶にこれらを混ぜるだけでシナモンティーを楽しめます。

とっても手軽に身体が温まるので、おススメですよ。

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子供が冷房病になったときの注意点は?

ここまで説明してきたことを踏まえると、冷房病というのは、ビジネスパーソンを苦しめる病気だというイメージが強くなりそうです。確かに、この病気で苦しんでいる人の多くはOLだというデータもあります。

しかしだからといって、冷房病というのは決して、大人だけを悩ませる病気ではないのです。

特に乳幼児は外気の温度差に敏感で、環境の変化に対して自分の身体を守る仕組みがまだ十分に発達していないため、クーラー病を発症するリスクが高めです。そのうえ、小さな子供ほど、自分の体調不良を周囲の大人に正しく伝えることが難しいものですから、いかにして周りの大人が守ってやるかということを考えなければなりません。

子供が発するわずかなサインを見逃さない

先述の通り、特に小さな子供は自分の体調不良を周囲に伝えることが苦手です。クーラー病を発症した際も、そのサインはほんのわずかです。例えば、暑い夏に家族で冷房の効いた涼しい施設へ出かけると、それまではしゃいでいた子供が急におとなしくなったり、あるいは逆にぐずり出したりすると、体調が悪くなった可能性があるので、いったんは外に出て身体を温めてあげてください。

例えばスーパーで買い物をしている最中、このような体験をしたという人も、意外と多いのではないでしょうか?

冷たい飲食物は控える

子供の身体を思いやるなら、暑い夏でも冷たい食べ物や飲み物を過剰に与えるのはやめるべきです。といっても、水分補給をしなくていいというわけではなくて、あくまで冷えすぎていない、常温の飲み物で水分補給を行うのがベストです。

夏場でも温かいお風呂に入れてあげましょう

すでに説明してきた通り、クーラー病は冷え性の一種なので、身体を温めて血行を良くしてやれば、症状は改善します。そのため、クーラー病に悩む乳幼児にも、じっくりと入浴させてあげましょう。

シャワーでさっと済ませるのではなく、湯船に温かいお湯を張って、深呼吸をしながら肩までゆっくりつかることで、自律神経のバランスが整えられ、クーラー病の症状が改善するだけでなく、心身にたまったストレスも取り除かれます。

親子でゆっくりお風呂に入れば水入らずの時間も確保できるので、例えば、毎日の仕事が忙しくて子供とゆっくり過ごす時間が取れないパパも、子供とのお風呂にチャレンジしてみてはいかがですか?

クーラーを遣わずに過ごすのは危険!

クーラー病のリスクを恐れるあまり、いっそのことクーラーの使用をやめてしまおうと考える人がいるかもしれません。しかし、それは幼い子供にとって自殺行為です。

暑い夏に、クーラーを全く使わず過ごすというのは不可能です。単なる精神的な苦痛の問題ではなく、適切な温度管理を行わなければ、たとえ屋内にいても熱中症にかかってしまうリスクがあります。

重要なのは、クーラーの使用を中止することではなく、適切なクーラーの使用を考えること。例えば就寝中に、クーラーの聞きすぎた部屋で子供が体調を壊さないか心配なら、子供をできるだけ高い位置(ベッドの上など)に寝かせてあげるという方法があります。

基本的に、暖かい空気は室内の上部にたまり、反対に冷たい空気は下部に向かうという性質がありますから、それを利用するわけですね。

あるいは、就寝中はクーラーではなく、より風力の弱い扇風機を使う方法もありますし、どのような機械に頼る場合も、タイマー機能を上手に使えば、子供をクーラー病で苦しめるリスクを下げることができます。

大事なことなので繰り返しますが、いかにして〈適切なクーラーの利用〉を考えるかというのがポイントになります。

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クーラー病にまつわる、女性特有のリスクって?

クーラー病の患者は女性のほうが多いと言われますが、特に若い女性の場合に気を付けなければならないのは、この病気に起因する低血圧の悪化や貧血、さらには生理不順といった症状です。

そもそも、なぜ女性のほうがクーラー病にかかるリスクが高いのか、その秘密は、女性が持つ皮下脂肪にあります。一般的に、体脂肪率に関しては男性よりも女性のほうが高いですが、実はこの体脂肪には、熱を通しにくいという性質があります。そのため、多くの女性は、いったん身体が冷えてしまうと再び温めることが難しく、クーラーの強風によって体調を崩しやすい条件下に置かれていると言えます。

さらに、男性よりも代謝が低く、発汗の量が少ない女性は、老廃物を体内に溜めやすいため、すでに解説した頭痛などの症状を自覚しやすくなります。

ただでさえ、体質的に男性よりも女性のほうが体の冷えを感じやすいのに、夏場の女性たちはやせ我慢をしてでも薄着(おしゃれ)をする傾向があります。そのことがさらに、クーラー病に苦しむ女性が増える原因になっているわけですね。

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