アデノウィルス感染症の症状は?大人と子供で比較!

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結膜炎など目の異常や喉の痛み、さらには下痢や胃腸炎、軽い発疹など、赤ちゃんや幼児に多いアデノウイルスの感染症は、厚生労働省によって出席停止扱いの感染症に指定されています。

流行のピークとなる夏だけでなく、冬にも感染が広がるリスクがあるほか、患者を看護する立場の人間にも感染が拡大するリスクがあるため、くれぐれも注意が必要です。

どんな症状が発生するのか、子供と大人で症状が異なる感染症について紹介していきます。

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アデノウィルス感染症の症状とは?

アデノウイルスによる感染症といえば、咽頭結膜熱(プール熱)が最もよく知られていますが、アデノウイルスには様々な型が確認されており、先述したプール熱の原因となる病原体は〈3型〉あるいは〈4型〉に該当します。

ただし、これ以外の方のウイルスでは何も症状が出ないのかといえば、決してそんなことはありません。例えば、アデノウイルスの中でも〈8型〉に感染すれば、プール熱ではなく『はやり目』に感染してしまいます。

念のために補足すると、はやり目とは『流行性角結膜炎』のことで、こちらもプール熱と同様に0歳~5歳の未就学児を中心に流行する感染症です。

感染後の潜伏期間を経て、目が充血して痛みやかゆみを伴い、涙や目やにが止まらなくなるなどの症状が出るほか、目に何か異物が入ったかのような「ゴロゴロとした」異物感に悩まされます。

目が充血することや、未就学児を中心に感染が拡大することなど、プール熱の症例と共通している部分がいくつかありますね。さらに言うならば、流行性角結膜炎もプール熱と同じく、『学校保健安全法』によって、出席停止の措置を取るべき感染症に指定されています。

特に夏場、急な高熱が出たり、目が充血したり目やにが止まらなくなったりした場合、咽頭結膜熱の症状を疑ってかかるべきですが、以下の項目ではもう少し詳しく、この病気の症状を解説していきます。

結膜炎・目やに

先述の通り、目に表れる異常は、プール熱の症状の中でも代表的なものです。

急に高熱が出るといった特徴は、インフルエンザのそれとも似ており、混同されるケースもあります。しかしながら、目に異常が出た場合は、プール熱の感染を疑う大きなヒントになるので、覚えておいて損はないでしょう。

結膜炎を発症した場合と同じように目が炎症をおこし、目やにや涙が止まらなくなります。また、この病気の患者が流した涙や目やにに触れると、接触感染のリスクがあります。

そのため、タオルや洗面器具の利用、あるいは、目薬の共用などは、咽頭結膜熱の感染拡大を防止するためにも避けるべきです。

下痢・胃腸炎


アデノウイルスに複数の種類があることについてはすでにふれましたが、現在確認されているだけで、人間に感染して何らかの害をもたらす病原体は、なんと50種類以上あります。
そして、当然ながらどのウイルスに感染するかによって、症状の出方が違います。

多様性を誇るアデノウイルスの中には、下痢や胃腸炎をもたらす厄介なものもあるのです。通称『腸管アデノウイルス』と呼ばれるこれらは、特に小さな子供に、つらい下痢の症状をもたらします。もちろん、大人には下痢や胃腸炎のリスクがないというわけではありません。

ウイルス感染から胃腸炎を発症した場合、下痢だけではなく嘔吐も伴う場合が多いですが、腸管アデノウイルスの場合、嘔吐の症状が出ることは比較的少なく、そのぶん、特に乳幼児が水溶性の下痢に悩まされるケースが目立ちます。

下痢の症状が長引くと脱水症状を引き起こす可能性があるため、特に乳幼児がアデノウイルスに感染してしまった場合は保護者が目を光らせ、(患者本人が多少嫌がっても)スポーツドリンクなどによるこまめな水分補給を心掛ける必要があります。

喉の痛み


咽頭結膜熱を発症すると、高熱が出ることに加え喉の痛みを自覚する場合が多いため、アデノウィルス感染症はしばしば、夏風邪の症状と混同されます。より正確に言えば、アデノウィルス感染症とは、夏風邪の一種に数えられる病気なのです。

喉に何か異物が引っかかったような、イガイガした痛みを自覚するほか、喉に膿がたまり、白い発疹のようなものが現れます。この発疹こそが、単なる夏風邪かプール熱かを判別するポイントになります。

(参考画像1)

発疹

先述の通り、アデノウィルス感染症は夏風邪の一種として数えられることがあります。

だからこそ、まさかこの感染症で体に発疹が出ることなどあるのかと、不思議に思う人も多いでしょう。発熱や喉の痛みくらいなら理解できても、なぜ発疹が出るのか、すぐには納得できないですよね。

しかしながら、すでに解説した『アデノウィルス感染症を引き起こす病原体は50種類を超えている』という情報を合わせて考えれば、多様な病原体の中には、患者の体に発疹を引き起こすものもあるのだということが納得してもらえると思います。

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対処法は?

アデノウイルス感染症によって発疹が出た場合、その症状を迅速に鎮める特効薬はまだありません。そのため、市販の薬を用いた対処療法が最善の策となります。

特に小さな子供に発疹が出た場合、保護者の観点から注意したいのは、発疹をかきむしって傷を作ってしまうこと。そこから細菌が入り込んで傷口が化膿し、発疹の直りが遅くなる可能性があるため、子供がむやみに肌をかきむしらないよう、警戒の目を向ける必要があります。

とはいえ、自分の子供を24時間ずっと監視し続けることはできないでしょうから、ちょっとくらい発疹をかきむしっても大丈夫なように、例えば、あらかじめ爪をきれいに切りそろえてあげるとか、ちょっとした工夫によって、わが子を守ることができますよ。

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アデノウィルス感染症になったら出席停止になる?


特に、アデノウィルス感染症とは未就学の小さな子供の間で流行する病気なので、感染の拡大を予防するということを優先的に考えなければなりません。そのため、アデノウイルスに感染したという診断を医師から受けた時点で、学校保健安全法が適用され、出席停止の扱いとなります。

出席停止なので、逆に、どれだけ学校に行きたくても登校することが許されないということになります。とはいえ、発熱あり目の充血あり喉の痛みありといったような状況で、それでも学校へ行きたがる子供は、あまりいないと思いますが。

とはいえ、例えば子供が楽しみにしていた遠足などの行事に、プール熱が原因で参加できなくなったというような場合は、少しかわいそうですね……。

加えて覚えておきたいのは、この『学校保健安全法』が適用されるのは、あくまで就学児、つまりは子供だけだということ。大人だってアデノウイルスに感染する可能性はありますが、だからといって、発症した時点で会社を休まなければならないという決まりはありません。

会社を休むかどうかは、あくまで自分の判断にゆだねられます。とはいえ、高熱が出てのどが痛くてさらに目の充血や下痢まで……といったような状態では、なかなか会社に出るのもつらいでしょうし、あまりにも症状がキツイならば、たとえ患者本人が出社を希望しても、医者の判断によってドクターストップがかることも珍しくはありません。

その場合は、医師がきちんと診断書を書いてくれるので、上司への連絡なども気に病む必要はありません。

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アデノウィルス感染症の症状で大人と子供の違いは?


アデノウイルスに感染し、ここまで解説してきた症状が出るのは主に子供です。

そのことは、感染者の総数から子供と大人の比率を比べても、はっきりとわかることです。しかしながら、大人はアデノウイルスに感染するリスクが全くないのかといえば、決してそんなことはありません。

特に、プール熱に感染した自分の子供を看病していた親御さんや、抵抗力が低いお年寄りなどは、アデノウイルスへの感染を警戒しなければなりません。

大人と子供とでは、アデノウイルスに感染した際の症状の出方にも違いがあります。

もちろんこれは個人差も大きいことなので一概には言えないのですが、通常、子供がアデノウイルスに感染した場合は、目の異常や下痢、胃腸炎などが比較的強く出るのに対し、大人がプール熱に感染すると、発熱や頭痛が子供よりもひどくなります。

大人の場合、37度台の熱が出ただけでもずいぶんと体はつらくなりますから、高熱がさらに続くとなると、想像しただけでもぞっとしますね

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アデノウィルス感染症に効果がある薬は?

夏場、プールなどの公共施設で感染することが多いアデノウイルス。一週間程度と比較的長い潜伏期間を経て、急に高い熱が出るので、ただの風邪ではなくインフルエンザと混同されることも多いです。感染力が非常に強い点なども、インフルエンザと共通しているといえます。

ただ、インフルエンザと大きく異なる点は、現時点ではまだ、明確な治療の手立てや予防接種などが確立されていないことです。

これに対してインフルエンザの場合は予防接種がありますし、いざ感染しても、タミフルやリレイザなどの特効薬を処方してもらえますが、プール熱の場合、そうはいかないんですね。

明確な治療法がない以上は、いかにこの病気を予防するのかというのがポイントになりますが、アデノウイルスは非常に感染力が強いうえ、患者の咳や鼻水などから感染が広がる『飛沫感染』や、患者が触れた洗面器具やタオルなどから感染が拡大していく『接触感染』という2つが感染経路として考えられるため、この病気に感染するリスクを完全にシャットアウトするのは困難です。

いざ感染、および発症してしまったときのために、正しい対処療法の知識を身につけておいても損はないでしょう。プール熱は症状が重い感染症ですので、夏風邪だろうと決めつけ、油断して放っておくと、例えば肺炎などさらに重い病気を併発するリスクがあります。

何科を受診すればいい?

プール熱に感染した疑いがあるなら、病院で受診すべきは内科か、あるいは眼科になります。先述の通り、この病気の症状としては、結膜炎のような目の異常や、あるいは高熱を伴う喉の痛み、および下痢などが考えられるからです。

ただ、総合病院に病状を相談した場合は、眼科も内科も一つの建物や施設に収まっていることが多いため、例えば内科を受診した場合でも、症状に合わせて、薬剤師さんから目薬を処方してもらえたり、あるいは逆に、内科をまず受診しても、そこで目の異常について相談すれば目薬が処方されるということも考えられます。

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まとめ

繰り返しになりますが、プール熱の症状を迅速に鎮める特効薬は、まだ開発されていません。
その理由としてはやはり、プール熱の原因となるアデノウイルスの種類が非常に多いため、すべての金をカバーできる薬の精製が難しいということが考えられます。

特効薬がない以上、症状ごとに「対策を分けて考える」必要があります。例えば結膜炎の症状が確認されたら、目薬を処方、頭が痛くて発熱があるなら解熱鎮痛剤を利用するといった形です。回り道のようですが、このように症状別に対処することが、プール熱の治療には最も有効な手立てとなります。

目薬は、結膜炎を緩和するのと同じものが利用できます。さらに、解熱鎮痛剤も、用法用量を守る限り、ごく普通の市販品を利用しても十分な効果が見込めます。ただ一つ例外として考えられるのは、プール熱の症状を見誤っていた場合です。

つまり、プール熱だと思っていたのが実はインフルエンザだったとか、症状をこじらせて肺炎を引き起こしていたというような場合は、ちょっと市販の薬だけで対処するのは難しい状況なので、場合によっては短期の入院なども視野に入れて、じっくりとこの病気と向き合っていく覚悟が必要です。

特に、インフルエンザを発症していた場合は、市販の解熱鎮痛剤などがあまり効かないので、くれぐれも注意が必要です。

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