身体がだるい時にはなるべく早く解消したいものですよね。身体のパフォーマンスが下がると、生活の質も低下してしまいます。
仕事もうまく行かなかったり、勉強なども集中して行えなくなって効率が悪くなってしまいます。そんな身体のだるさを解消する効果を秘めている食べ物について紹介していきたいと思います。
身体の調子を整えて、不調から好調へと変換させる食べ物についてまとめましたので参考にしてみてください。
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体がだるい時の予防対策は?
身体がだるくなる原因は以下の5つです。
- 寝不足
- 肉体疲労
- ストレス
- 食事の不摂生
- 内臓疾患
これらを一つずつ予防していきましょう。以下に具体的な方法をご説明します。
①寝不足
寝ている間に身体は修繕代謝され、朝のスッキリとした目覚めをもたらします。
ですから『早寝早起き』が基本となります。
しかし、上手く寝付くこと、途中で中途覚醒しないようにすることが難しく、睡眠薬に頼ることにより、ますます身体がだるくなる方もいます。
大切なのは『体内時間をリセットすること』と『夜はリラックスすること』です。
『体内時間をリセットすること』は決まった時間に決まったことをすることです。そして朝日を浴びるようにしましょう。朝日を浴びると脳内でメラトニンというホルモンが働き、約14~15時間後に睡眠を促します。つまり朝起きた時から夜眠る準備は始まっています。
決まった時間に決まったことをすることというのは体内時計の調整をすることにより、ホルモンバランスを整え、自律神経バランスを整える為に行います。約二ヶ月続けることにより、体内時計はリセットされると言われています。
『夜はリラックスすること』 は自律神経バランスを整え、安眠を取りやすくする為です。
具体的には活動時間と休息時間を1:1で取るようにしましょう。また夜はシャワーではなく、ゆったりお風呂に入るのも効果的です。ゆっくりお風呂に浸かることにより筋肉は弛緩され、緊張状態がほどける為に副交感神経が優位になります。
②肉体疲労
肉体疲労が溜まると、筋肉に疲労物質が溜まる為、身体が重だるくなります。
これは筋肉に溜まった乳酸がこれ以上肉体疲労を溜めないようにブレーキを掛ける為です。
筋肉疲労が著しい箇所に湿布を貼ったり、または休むだけでなく、ごく軽く身体を動かすしたりストレッチやマッサージをすることにより疲労物質が代謝されやすくなり、だるさが抜けやすくなります。
③ストレス
ストレスを感じると抗ストレスホルモンのコルチゾールが分泌される為、常に緊張状態を強いられる為にうまくリラックス出来なくなったり、落ち込んだりして鬱状態になることにより、身体がだるくなります。
ストレス体制には個人差がありますが、一過性のストレスなら嵐が過ぎるのを待つという方法があります。ただ堪え忍ぶという日本人に合った方法です。しかし、慢性のストレスに晒されている場合は注意が必要です。その場合、心理カウンセラーにかかるなどの対策が必要です。
カウンセリングは現在の自分の状態を客観的に見極める為に行います。
それにより、原因を見極めて対処していく方法です。
何事も自分の殻に閉じ籠もるのではなく、誰かに相談してみましょう。身体症状(鬱、不眠、イライラ)等が出ている場合、心療内科や精神科にかかるという方法もあります。
④食事の不摂生
食べ過ぎや飲み過ぎ、または間食過多やどか食いなどは内臓に著しい負担が強いられる為に、『内臓が重い』というようなだるさに見舞われることになります。
一番簡単な対処方法は『食べないこと』です。
これは体内酵素と密接に関係しています。
例えば、傷付いた狼は何も食べないで何日もじっとして身体を修復します。実は食べることにより、身体の新陳代謝は遅れてしまうからです。
体内酵素には食べ物を消化する『消化酵素』と、身体を代謝して修復する『代謝酵素』の二つがあります。
この二つの酵素の材料は同じ酵素で、先に消化酵素から使われるという性質があります。
ですから、疲れたからと言って食べ物を摂り続けると代謝酵素が不足して、余計にだるさが取れづらい状態になります。
先に挙げた狼の話だと、彼等は消化酵素の消費を極力抑え、代謝酵素にエネルギーを回して身体を回復する訳です。食べる気力が無い訳ではありません。
⑤内臓疾患
各種内臓器官が患うと慢性的な疲労感が訪れます。元気が無いという状態です。
これには二つの対策が必要になります。一つは『原因を追求すること』、もう一つは『原因を無くすこと』です。ロジカルシンキングといって、理論立てて自分の身体を整理することです。
例えば『高血圧』からくる慢性疲労の場合、その 高血圧の原因が『食生活』なのか、『ストレス』なのか、その『両方』なのかでも対策が変わります。その一つ一つを消していくことで対処していきます。
体がだるい時に効果がある食べ物や飲み物は?
ではそれぞれの原因ごとに有効な食べ物について紹介します。身体がだるい症状原因から何が効果的なのかを参考にしてみてください。
寝不足
副交感神経を優位にする『ギャバ』の入った食べ物が良いです。
発芽玄米に多く含まれていますが、手軽にチョコレートなどにもギャバ入りのものがあります。
肉体疲労
『酢』に入っている『クエン酸』や各種『ビタミンB群』が筋肉疲労に良いとされています。特ににんにくはアリチアミンという活性率の高いビタミンB1を有しています。
またアミノ酸が筋肉の修復に役立ちます。こちらは鳥のササミが有名です。
ストレス
神経をリラックスさせることが大切です。
神経の興奮、イライラにはカルシウムが効果的だと言われています。夜寝る前に温かい牛乳や豆乳を摂るのがおすすめです。
カルシウムは血液に1%だけ入っており、これが『トランキライザー』と言って精神安定の作用があります。
食事の不摂生
消化を促す為に酵素を摂り入れたいので『発酵食品』が良いです。
ヨーグルトが有名ですが、日本人ならお味噌汁で摂取しましょう。
酵素は60℃以上の温度で熱すると壊れてしまうので、お湯の沸騰直前のタイミングで入れることが重要です。
内臓疾患
各種内臓に適した食べ物を摂り、負担を掛ける食べ物は摂らないことです。
以下に一例を挙げます。
・ガン
癌にはキノコ類が良いと言われています。βグルカンを代表とする多糖類が免疫に作用します。
・夏バテ(胃腸病)
夏バテには消化の良い食べ物です。卵粥は消化もよく卵も入っているので栄養価が高いです。
甘酒も酵素と糖分が豊富に含まれているので昔から夏バテに良いとされています。
・肝臓病
肝臓にはレバーが良いとされています。漢方では『似類補類(にるいほるい)』と言って、補いたい場所の食材を摂ります。
また『しじみ』や『牡蛎貝』に含まれるタウリンは強肝作用があります。
・月経不順
シナモンがお腹を温めて婦人科に良いとされています。シナモンパウダーを温かい飲み物に振り掛けても良いでしょう。
・腎臓病・心臓病
血液の汚れが腎臓、心臓に負担を掛けますので『血液サラサラ』がポイントです。
『酢玉ねぎ』や『紫蘇』は血液を綺麗にすると言われています。
・糖尿病
『菊芋』が有名です。中に含まれる『イヌリン』というポリフェノールが糖の吸収を抑制します。
以上、普段の生活習慣から見直せる部分はたくさんあります。
一つ一つ原因に取り組み、疲れ知らずの健康な身体を目指しましょう。