風邪の症状で喉が痛いのって辛いですよね。食べ物や飲み物を飲み込むと痛む、何も食べたり飲んだりしなくても唾液で沁みる…実は私も扁桃腺がすぐに腫れるタイプで喉の痛みには昔から悩まされてきました。
この記事では、そんな私が風邪の喉の痛みの原因・即効で治す方法をまとめました。
突然やってくる喉の痛みや違和感に適切に対処して、健康な毎日を取り戻しましょう。
目次(クリックするとスクロールします)
風邪の症状の喉の痛みの原因は?
風邪で喉が痛む原因には何があるのでしょうか?対処するためにもまずはその原因を知っておきましょう。
ここでは風邪による喉の痛みの主な3つの原因についてご紹介します。どれも粘膜が乾燥したり免疫力が低下することで起こりやすくなりますので、人込みではマスクをするなどの予防対策をとりましょう。
ウィルス感染
風邪の症状で喉が痛くなる原因でいちばん多いのはウィルスによるものです。正確には、ウィルスが体内に侵入して喉に感染し、対抗するために体中から集められた血液が喉で炎症を起こすことで痛みの症状が出ます。
ウィルス感染の見分け方は、この喉の痛みのほかにも鼻水や咳などの複数の症状があるかどうかです。
ウィルスは同時に複数の臓器に感染し、複数の症状が出るのです。
細菌感染
もうひとつのよくある原因は細菌感染です。
小さなこどもの感染症でよく聞く溶連菌などがあげられます。
細菌感染の特徴は、ウィルスとは違いひとつの臓器にしか感染しないので症状もひとつです。ただし、溶連菌感染症の場合は赤い発疹を伴いますので注意が必要です。
鼻水が喉へ流れる
ウィルスや細菌に感染し風邪をひいたときに、鼻水の症状から喉が痛くなることがあります。これは鼻水が喉に流れ、付着し炎症を起こしているからです。
この症状のことを「後鼻漏(こうびろう)」といい、本来なら鼻から垂れるはずの鼻水(前鼻漏)が後ろから喉を通り流れるのです。
サラサラしている鼻水が喉に付着することは少ないですが、風邪などで鼻水の粘性が増すと喉に留まってしまい炎症を起こします。
この後鼻漏は発症してしまうとなかなか治らないので、出来れば予防しておきたいですね。
今すぐできる即効の治し方は?
夜に風邪の前兆に気がついたけど、明日どうしても仕事を休めない、外せない用事がある…なら即効で治せる方法を試してみてください。
すぐにできる治し方をお伝えしますので、もしものときのために覚えておいてくださいね。
とにかく温める
風邪をひいているときには免疫力が低下しています。そんなときは低下してしまっている免疫力を高めるためにも、体を温めましょう。
マフラーやネックウォーマーを巻いて温めてあげることで血流が促進され、体温が上がりウィルスをこれ以上繁殖させないようにします。
ウィルスは高い温度のところでは元気に活動することができません。風邪をひいたり病気のときに発熱するのは、このようにウィルスを攻撃するためです。この免疫反応と同じはたらきを期待して、喉の周りの温度を上げるようにしましょう。
また、まだ発熱していないなら湯船にしっかり浸かりお湯の温度で温めてあげるのも効果的です。
喉が痛いときは、特に首元をよく温めて自然治癒を目指しましょうね。
また、マフラーやネックウォーマーを巻く時に喉のところに湿布を貼ると炎症を抑える効果がありますよ。
乾燥を防ぐ
喉の乾燥を防ぐことは風邪の予防でも重要ですが、喉の痛みの症状が出た後も注意しておくことが大切なんです。
粘膜が乾燥することはウィルスが元気に活動するのに嬉しい環境です。マスクをつける・部屋を加湿するなどで喉を乾燥から守りましょう。
おすすめなのは、マスクに濡らしたティッシュを挟む・市販の濡れマスクを使用することです。部屋の加湿には加湿器を使用するか、枕元にコップに入れたお湯を置いておくと加湿効果があります。
洗濯ものを部屋干しするだけでも加湿効果がありますが、その場合は雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。
ツボを刺激する
喉の痛みに効果のあるツボを刺激することも効果的です。
ひとつは「天突(てんとつ)」です。天突は鎖骨のちょうど真ん中にあるくぼみで、ここを苦しくないように優しく指圧します。
もうひとつは「気舎(きしゃ)」で、天突より左右に指2本分の場所にあります。ちょうど鎖骨の内側にあるくぼみで、ここを約5秒間優しくゆっくり押さえてください。
ツボは、症状や臓器に合わせて刺激し体調を調節する効果があるといわれています。喉が痛いときにもこのツボを刺激し、症状の緩和の手助けをしましょう。
風邪の喉の痛みに効く食べ物や飲み物は?
風邪をひいて喉が痛いときに食べ物を飲み込むのは辛いですが、その喉の痛みに効く食べ物もあります。
痛いからと言って、ずっと何も食べないわけにはいかないですよね。どうせ食べるなら、喉の痛みを緩和できるものを食べましょう。
はちみつ
はちみつには殺菌効果があり、昔から喉の痛みや口内炎のときによく食べられてきました。とろりとしているので、喉が痛いときにも食べやすいですよね。
そのままで食べにくい場合はお湯に溶かして、少し冷ましてから飲むのがおすすめですよ。飲みこみやすくなり、温まるので一石二鳥です。
きんかん
きんかんには喉の炎症を抑える効果があります。皮ごと食べるきんかんは、喉が痛い時には少し食べづらい人もいますよね。そんなときにはきんかんのはちみつ漬けをおすすめします。
よく洗ったきんかんに切り込みを入れてはちみつに漬け、一晩寝かせれば完成です。細かく刻んだ生姜を入れれば温め効果も出ますよ。長く保存するためにも煮沸消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保管しましょう。
一度作って置いておけば、いつでも喉の痛みに対処できますよ。
効果がある市販薬は?
喉が痛いけど病院に行く暇がない!そんな時に便利なのはドラッグストアで手に入る市販薬ですよね。
ここでは飲み薬、スプレー、うがい薬をご紹介します。
ロキソニン
ロキソニンは喉の炎症からの痛みにも効きます。ドラッグストアでも購入できるようになったので、お薬箱にひとつ常備しておきたいですね。
ただし、ロキソニンはウィルスなどに直接効く薬ではないので、少し違和感がある程度の段階で飲んでも効きません。症状が出て、辛いという時に飲むようにしましょうね。
のどぬーるスプレー
直接喉に吹きかけるタイプの薬です。
殺菌効果があり、喉に直接届くので高い効果が期待できます。また、お子様用にはいちご味ののどぬーるスプレーキッズがありますので、小さなお子様にも安心して使用することができますね。
妊娠・授乳中の人にものどぬーるスプレークリアミントがありますよ。
うがい薬
喉の痛みには、消炎鎮痛効果のあるうがい薬を選んでください。
有名なイソジンは殺菌効果のあるうがい薬なので、喉に感染した最近などの殺菌に効果があります。
喉の痛みを緩和したい場合に効果があるのは、消炎鎮痛作用のある市販のうがい薬「パブロンうがい薬AZ」です。喉の痛みにお悩みの方はぜひ試してみてください。
病院での治療方法は?
風邪で喉が痛いくて病院に行きたい…でもどこに行けば良いのか、費用はどれくらいなのか色々心配もありなかなかあと一歩が出ませんよね。
単刀直入に言うと、風邪で喉が痛いときに行く病院は内科で、費用は3割負担で2000~3000円程度です。
もし、変えは治ったのにずっとのどの痛みが治らない、後鼻漏のときは耳鼻咽喉科へ行きましょう。
風邪で喉の痛みが出ている時、病院に行くと症状に合わせた薬を処方してもらえます。風邪の種類にもよりますが、ウィルス性なら抗ウィルス薬、細菌性なら抗菌薬や抗生剤です。他にも喉の痛み止めにロキソニン、胃薬や総合かぜ薬が処方されることもありますよ。
病院に行くと待ち時間もあるし、何より診療時間内に時間がとれないこともあり市販薬で済ませることが多いですよね。でも、病院の医師は風邪の専門家なので診察を受けた方が適切な処置により早く治すことができます。
どうしても時間のないときは市販薬、少しでも時間が取れる・症状が重く辛いときは病院に行くとしっかりご自身の状況を見極めて次の行動を考えてくださいね。