いよいよ7月に突入しましたね。毎年この時期になると早く夏が終わって欲しくて、でも毎日猛暑の天気予報を見てうんざりしているのではないでしょうか。
今回は「今年2017年の夏はどれくらい暑いのか、残暑はいつまで続くのか」を考えてみました。
気温が高くなればなるほど、熱中症の危険も高くなります。毎日天気予報で熱中症警報や気温などの情報収集をして、しっかりと暑さへの対策をとり元気に夏を過ごしてくださいね。
また、これからの季節は台風やゲリラ豪雨など天候が急変しやすくなります。落雷も発生しやすくなりますので空の変化に十分注意し、雷雨のときは建物に避難して不要な外出は避けるようにしましょう。
今年の夏は厳しい暑さ!?
今年2017年の夏は晴れの日が多く、気温も平年よりも高くなるといわれています。「スーパー猛暑」になるとの予報も発表され、厳しい暑さになることは確実のようです…
主に8月に気温の高い日が多くなり、さらに降水確率の予想も平年より高くなっています。
気温37度を超えるスーパー猛暑
ところで「スーパー猛暑」とはいったい何なのでしょうか?あまり耳慣れない言葉ですが、実はちゃんとした気象庁の発表した言葉なんです。
スーパー猛暑日は、気温が37度を超える日のことを指します。ちなみに猛暑日は35度以上なので、それよりもさらに暑い日ということですね。
37度以上になる、ということは人の体温よりも高くなるということです。つまり、熱中症の危険もかなり高くなります。このスーパー猛暑日が多くなる予想なので、今年の夏はスーパー猛暑だということになります。
去年の夏も暑かった記憶しかありませんが、それ以上に暑いとなると無事にこの夏を乗り切れるのか少し心配になりますね。
今年の夏が暑い理由
テレビの天気予報を見ていると、今年の夏は「サンドウィッチ」とか「圧力鍋」「重ねた羽毛布団」とか…どこも暑そうな言葉を並べていますが、どのような原理なのでしょうか?
サンドウィッチと言われるように、日本の上空に2つの高気圧が重なります。ひとつは「太平洋高気圧」そしてもうひとつは「チベット高気圧」です。太平洋高気圧はよく聞きますが、チベット高気圧はあまり耳にしませんよね。
チベット高気圧はチベット高原で発生した高気圧のことで、いつもは中国大陸までしか進んでこないんです。しかし今年はこのチベット高気圧が西日本まで張り出します。しかも太平洋上空で発生した太平洋高気圧と重なり、非常に強い高気圧となります。
西からのチベット高気圧と東からの太平洋高気圧に挟まれサンドウィッチ状態になり、それらの高気圧の重なる所が重ねた羽毛布団状態になるのです。
このことから、特に西日本ではスーパー猛暑の暑い夏になりそうです。
また地図上で確認してみると、ふたつの高気圧に日本列島がほぼ覆われている状態で全国的に暑い夏になります。西日本だけではなく北海道や関東地方も猛暑に備え、熱中症に警戒が必要です。
今年の残暑予想は?
今年の夏が暑くなりそうなのはわかりましたが、いったいいつまで暑いのでしょうか。
ここでは残暑についてまとめました。
あまり暑い日が長く続くと熱中症も怖いですし、暑すぎると夏バテの心配や体もダルいので早く涼しくなってほしいですよね。毎年9月に入っても暑い暑いと言っている気がしますが、今年こそは爽やかな残暑を過ごしたいものです。
残暑とは
そもそも残暑とはなんでしょうか。残暑のこと、詳しく説明できますか?「残暑」なんだから、夏が終わっても暑さが残ってたら残暑でしょ!?って思いますよね。
実は、残暑には定義があるんです。
細かな残暑の時期は、立秋から秋分までです。
立秋は毎年だいたい8月7~8日頃で、今年2017年の立秋は8月7日です。秋分の日は、国立天文台の暦象年表(れきしょうねんぴょう)を元に毎年2月に閣議決定されていて、今年2017年は9月23日です。
このように立秋の日に少しずつズレがあるのは太陽の位置によって決まるからなんです。よって、残暑の時期もその年で変わることがあるんです。
この立秋の日を過ぎても残る暑さを残暑といい、秋分には終わることになっています。
実際には秋分を過ぎても暑いこともあるので、残暑の終わりはあいまいになってしまっていることも多いです。
残暑はいつまで続く?
気象庁の発表した3か月予報によると、8月と9月は平年よりも気温が高くなりそうなんです。8月の夏の時期はスーパー猛暑、そして残暑も厳しくなる予想です。
涼しくなってくるのはやはり秋分の日頃で、地方によって差があり関東でだいたい秋分の日前後です。近畿地方から南にかけては秋分の日を迎えてもまだまだ暑く、9月の半ばから下旬に入ってようやく涼しさを感じられる日が多くなりそうです。
気象庁の定める暖候期は9月まで・寒候期が10月からなので、遅くても10月に入る頃には涼しくなっている予想です。
7月の下旬には本格的に暑くなり、10月近くまで暑い日が続くかもしれない…暑い時期ってこんなに長いんですね。
ここ数年でも、地域によっては39度など40度近い気温を記録しています。38度・39度と気温が上がると熱中症での死亡者も増えます。水分だけでなく塩分補給もして健康に気を付けましょう。
仕事をしている人は特に難しいですが、保冷材や冷感グッズなどを組み合わせてできるだけ体に熱を溜めないようにしてくださいね。毎日溜まった熱を放出してあげることも重要です。
屋内での熱中症発生率も毎年高くなっています。在宅している人も無理をせず、クーラーや扇風機もうまく活用して熱中症にならないように注意しましょうね。
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