暑い夏が終わり、空気の乾燥した冬になると特に気になるのが手荒れです。
特にお仕事や主婦業はあかぎれやひびわれなどを引き起こしやすいですが、痛いからと言って休むことも出来ませんよね。
そこで、今回はあかぎれ対策にオススメの絆創膏についてまとめました。
ハンドクリームや軟膏を塗って傷を緩和させることももちろん大切ですが、絆創膏で水や刺激から保護してあげることもとても重要なんです。
また、症状や生活スタイルに合った選び方や貼り方を解説します。あかぎれが悪化していて痛くても諦めずに快適に過ごしてくださいね。
目次(クリックするとスクロールします)
あかぎれ治療にオススメの絆創膏の選び方は?
ほとんどのご家庭に常備されているようなノーマルタイプの絆創膏は、外部刺激から傷を守ってくれますが水に弱いという特徴があります。
ふやけてすぐに剥がれてしまうのも困りますし、何より水が入るのでしみますよね。普通の絆創膏を使いたい!という人は防水効果のある絆創膏を選ぶようにしてください。
あかぎれを治療するための絆創膏を選ぶときは「あかぎれ専用」のものをチョイスすることが大切です。
防水ならこの絆創膏がおすすめ!
オススメなのは、ニチバンの「あかぎれバン」や、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「バンドエイド・キズパワーパッド」です。
あかぎれバンは防水透湿素材で、水を通さず湿気を逃がしてくれる快適なあかぎれ保護テープです。薄くぴったりフィットし、指先での細かい作業が多い人でも違和感なく使用できます。
指先・関節・長さ自在なロールタイプがありますので貼る部位やお好みの使用感に合わせて選ぶことができるので便利ですよ。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのバンドエイド・キズパワーパッドは、患部を密閉することで傷を早く治してくれるモイストヒーリング(湿潤療法)パッドです。傷跡を残さずきれいな皮膚にもどることが期待できます。
防水タイプ・密閉タイプの利点について
また、密閉することで患部を乾燥させないことはかさぶたの効果と同じで早く傷口を治してくれる効果もあります。
これらは特にあかぎれの専用の商品というわけではありませんが、水や刺激から保護しながら傷を治療してくれるので手荒れやあかぎれにも最適です。
サイズも豊富で、完全防水素材の水仕事用があるので毎日安心して使用できます。
今回ご紹介した商品以外にも各社から防水絆創膏や湿潤療法対応のものが発売されていますので、お好きなものを見つけてみてください。
「防水」「外部刺激からの保護」「傷を早く治す成分が配合されている」といった特徴があるものを選ぶことがポイントですよ。
絆創膏を貼るときの注意点は?
絆創膏を貼る時にはどんなことに気を付けますか?
何も考えずに貼るだけでは傷の治りが遅くなるどころか悪化させたり、さらに感染症などの皮膚の病気やトラブルを引き起こしたりと重大な症状を引き起こしかねません。
絆創膏を貼るときの正しい貼り方について紹介します。
絆創膏の正しい貼り方
まず貼る前には患部を流水でしっかり洗い流し、雑菌や付着している汚れ・ほこりを取り除きましょう。その後は柔らかいガーゼやティッシュで水分を拭き取ります。この時、止血していることを確認することも重要です。
貼り方のポイントは
・優しく、締め付けすぎない
・関節や指先の形に合わせる
・隙間を作らないように
・複数を重ねて貼らない
ことです。
絆創膏での失敗は、きつく貼りすぎてうっ血してしまうことや雑菌が繁殖して感染症を起こしてしまう・隙間から水や空気が入り剥がれてくるなどがよくありますよね。これらのポイントをしっかり守っていれば、絆創膏の寿命が少し延びます。
せっかく患部を保護しようと絆創膏を貼るのですから、間違った貼り方はせずにしっかり傷を治したいですね。
指先に貼る方法
指先や関節などの部分は可動域が広かったり、ものなどに接触する機会が多いので、どうしても剥がれやすい部分でもあります。
この部位に絆創膏を貼る時のポイントについて紹介します。
- まず指先には2枚の絆創膏を使用します。
- 先に縦向きに指先を包むように貼ります。
- 1枚目両端の剥がれやすくなっている部分を巻くようにして爪の生え際辺りに貼ります。
もし2枚の絆創膏がもったいない、傷口が小さい場合は、1枚の絆創膏を縦に2つに切って同じ要領で貼っても良いでしょう。
液体タイプの絆創膏については?
上記で挙げたあかぎれに最適な絆創膏以外にも「液体絆創膏」というものがあるのをご存知ですか?
液体絆創膏は特に水仕事をしている人には有効な商品になります。どの様なメリットがある商品なのかについて紹介します。
液体絆創膏について
液体絆創膏とは、その名の通り液体タイプの塗る絆創膏です。傷口に直接塗って水などの刺激から保護してくれます。
防水タイプの絆創膏は防水でないものよりは水に強いですが、それでも手を濡らして拭いてまた濡らして…というのを繰り返しているとどうしても浮いてきてしまいますよね。
液体絆創膏なら皮膚にしっかり張り付くのでそう簡単に剥がれることはありません。水に多く触れる機会のある仕事や家事に忙しいお母さんたちも安心です。
液体絆創膏も、各社から同様のものが発売されています。
液体絆創膏の使用感について
傷をしっかり守ってくれて水に強い液体絆創膏ですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、塗る時に傷にしみてすごく痛いということです。
特にあかぎれの場合は傷ができた時にはすでに大変な痛みを感じますよね。その傷に直接塗るわけですから多少の痛みは我慢しないといけないのでしょうか。
ですが、痛みを感じるのは皮膚に塗ってから液体が乾くまでの間だけです。乾いてしまえば水に濡れても大丈夫ですし、傷口をしっかりくっつけてくれるので痛みもほとんど感じなくなります。
一瞬の痛みを我慢してその後快適に生活するか、塗る痛みを回避してずっと痛みを我慢するか、どちらを選べば良いのかそれは、実際に使ってみて判断してみるしかありません。
塗ったときに発する痛みは傷口の状態に依存して増減するので、小さな傷であれば液体絆創膏が有効です。しかし結構深いものだと、塗るときの痛みが激痛過ぎて使い物になりません。
液体絆創膏を塗っている状態で、空気を一切通さないタイプのポリエチレンやビニール手袋を長時間着用すると蒸れて剥がれてしまうことがあります。
取り扱いに関する説明をよく読み、使用上の注意をしっかり守って安全にあかぎれを治しましょうね。