何だか肌の調子が悪いとは思っていたけど、気付くとガサガサ・ザラザラしていたなんてことありませんか?
洗顔しても保湿しても良くならないし、その上ゴワゴワしてメイクのノリも最悪…
見た目も悪いしかゆい・ヒリヒリするので早く治したいですよね。
ですが、そこでまた間違ったスキンケアをしてしまうとさらに悪化させてしまうかもしれません。
そこで、この記事では肌がガサガサになる原因や、そのガサガサを食い止めるための対策方法をご紹介します。
ちゃんと理由を知って、出来ればガサガサが酷くなってしまう前に予防していきたいですね。
目次(クリックするとスクロールします)
肌がガサガサになる理由や原因は?
肌が乾燥してカサカサし始めた時、あなたあまずすることは何ですか?
特に日本人に多いスキンケアの失敗として、「必要なものを奪いすぎる」ということがあります。
乾燥してカサカサしている肌を元に戻そうとピーリングケアをしてしまう人もいるのではないでしょうか。
乾燥肌が悪化し、カサつき、そしてガサガサしてしまう原因は保湿成分が不足してしまっていることです。
皮膚のいちばん外側、表皮にある角質層には水分の保持に欠かすことのできない成分が存在しています。
角質層とは、角質、つまり必要のなくなった古い細胞が重なっているところです。その細胞の隙間に細胞間脂質(セラミド)やNMF(ナチュラルモイスチュアライジングファクター)が存在し、肌の水分を保持しているのです。
それらの保湿成分が不足しているところに、無理なピーリングなどで刺激を与えるとさらに肌はボロボロになってしまいます。
また、ピーリング商品の取り扱い説明に記載されている内容を守らず頻繁に繰り返すことで、肌のターンオーバーを乱してしまい状態はいつまで経っても正常に戻ることはありません。
ターンオーバーは、睡眠不足や食生活などの生活習慣や加齢などの理由により個人差はありますが28~50日かけて行われています。ターンオーバーは「肌の生まれ変わり」ですが、早くても遅くてもいけません。
このターンオーバーの周期が早いと未熟な細胞が表面に出てしまうことで乾燥しやすく刺激に弱いですし、反対に遅いと古くなった角質が肌にの起こってしまいくすみやカサつきの原因にもなります。さらに毛穴汚れも詰まり、肌荒れやニキビを引き起こすこともあります。
また、ターンオーバーの乱れは肌の水分を保持する機能がはたらかなくなり、乾燥することでも起こります。
この状態になってしまうといくら保湿を頑張ってもなかなか効果があらわれないのです。
対策方法は?
乾燥によるカサつきやガサガサはただ化粧水などで保湿しても効果がない…ではどう対処すれば良いのでしょうか。
ガサガサ肌の状態を正常に戻そうと思った時、まずはそうなってしまった原因を突き止めることが大切です。
先述のように、ターンオーバーが原因で古い角質が溜まってしまっているときは、まずは乱れてしまったターンオーバーの周期を整える必要があります。
間違ったスキンケアが原因でガサガサ肌になっている場合は、皮膚のバリア機能が崩れて敏感肌にもなってしまいます。どんなに保湿しても崩れたバリア機能の隙間から、どんどん水分が蒸発してしまいます。
こうなると、高保湿タイプのクリームを塗ってしまいたいところですが、バリア機能が崩れた肌は刺激にとても弱いので刺激の少ないものを選ぶ必要があります。できれば敏感肌用のものにすると安心ですね。
ガサガサになってしまうと一気に改善、とはいかないのでまずは肌の調子を整えることからゆっくりと始めましょう。
思い切って皮膚科を受診してみることもオススメです。皮膚科では状況に合わせて内服薬や、お薬タイプのローションなどを処方してもらえますよ。
さらに、毎日の洗顔にも注意が必要です。
なるべく必要な皮脂を守るためにも熱いお湯ではなくぬるま湯で洗顔するようにしましょう。
メイク落としや洗顔料をしっとりタイプのものに切り替えるなどして、刺激の少ない生活を送りましょう。拭き取り式のメイク落としやオイルクレンジングは特に刺激が強く、皮脂や保湿成分を落としすぎてしまうので避けた方が良いです。
日中のメイクも、できればお休みしたいところです。ですが社会人ではそういうわけにはいきませんよね。できるだけ薄いメイク出で、落とす時にも刺激を与える濃いポイントメイクはなるべく控えましょう。
しっかりと肌の状態を戻すまでの我慢ですし、悪化させると肌荒れしてしまいます。肌がボロボロになる時期はナチュラルメイクを極めましょう。
子供や赤ちゃんが肌がガサガサになったときの注意点は?
小さな子供や赤ちゃんのお肌がガサガサしていると心配になってしまいます。
赤ちゃんの皮膚は薄く、皮膚を覆っている角層も未発達なためカサカサになりやすいのです。赤ちゃんの肌といえばいつもツルツルもちもちしているので意外ですよね。
一般的に生後2~3か月ごろまでの赤ちゃんは皮脂の分泌量が多いといわれているんです。ですがそれ以降は徐々に皮脂の分泌量が減少し、皮脂膜もじゅうぶんに形成されません。
水分を保持する機能を失ってしまった赤ちゃんの肌からは簡単に水分が失われ、乾燥肌になりカサカサします。
この赤ちゃんの乾燥肌は、放って置くことでさらに悪化したり肌荒れ・乾燥性乳児湿疹などの皮膚トラブルを引き起こしてしまいます。
さらに、ガサガサと傷ついた肌からウイルスが侵入して風邪や発熱などの症状まで引き起こしかねません。
赤ちゃんは乾燥したりかゆいという症状を自覚することも、対策を取ることもできません。お父さんやお母さんがしっかりとお肌の状態を観察して、乾燥肌を未然に防いであげましょう。
もし乾燥してしまっているのを発見したら、早急に保湿ケアをしてあげてくださいね。
ただし、小さな子供や赤ちゃんの肌は刺激に弱く、強い成分の入ったクリームなどを塗ってしまってはさらに悪化させることになります。
ベビーローションやベビーオイルなどの、無添加で余計な成分が入っていないものを選びましょうね。