これから訪れる寒い冬、せめて気温に負けず身体はポカポカしていたいですよね。
冬になると流行する食べ物や、増えてくる新商品のドリンクなどで体を温めることができます。
ですが、食べ物屋飲み物に頼らずに体を温めたいとは思いませんか?
そもそも体が冷えにくい状態なら、手足が冷えて悩むこともありませんし体を温める食べものを食べるとさらに温かくなります。
そこで、この記事では体を温める方法をご紹介しようと思います。
食べるものを変えたり、飲み物で頑張るのではなく体を温めて寒い冬も元気に過ごしましょう。
目次(クリックするとスクロールします)
どのような運動がよい?
体を温めるために必要なのは適切な筋肉ですよね。
運動で体を温めようと思うなら、筋トレをして筋肉量を増やしてあげる事が効果的です。そうとはわかっていても、今すぐに温める方法が知りたいのではないですか?
どうぞご安心ください。ここではすぐに体を温める運動方法もお教えしますよ。
まず、体を温めるには血流を改善することが大切です。そこで、血流を改善するために全身に血液を送り出すことに注目しました。
そのためには、全身の筋肉の約7割が集結しているといわれる下半身を重点的に動かすことを意識しましょう。
特にふくらはぎの筋肉は、ポンプのようなはたらきをしてくれます。下半身から全身に、体の末端にまでも血液を行きわたらせてくれるんです。
ですので、下半身を中心にストレッチしたり筋肉を動かす・育てることで全身ポカポカにする効果があります。
スクワットや下半身を動かす体操でポンプのはたらきを強化しながら、筋肉を育てて基礎代謝をアップすれば体温を上げることにもつながります。そうすれば、もう簡単に体が冷えることもなくなりますね。
簡単なストレッチやスクワット・体操・屈伸運動は一気に長時間するよりも、毎日少しずつでも継続することが大切です。
エスカレーターではなく階段を利用したり、いつもより少しだけ多く歩いたりすることで、体を温めるだけではなくダイエットにもなります。
それに、適度な運動は気分をリフレッシュさせてくれるので心の健康を維持するのにもとても重要です。
無理をし過ぎないことがコツですよ。
ツボを押すのは効果ある?
体を温めたいとき、どこでもできる手軽な方法がツボを押すことです。
ですが、本当に効果はあるのでしょうか?
一般的に体を温めるといわれているツボは次の場所です。
「太谿(たいけい)」・・・足首の内側の少し後ろ寄りにあるくぼみです。ちょうど、アキレス腱と足首の中間くらいにあります。体が冷える原因でもある余分な水分の排出を促しむくみを解消します。
「太衝(たいしょう)」・・・足の甲で、親指の骨と人差し指の骨が交わっているところです。優しく触れると、血液が流れているのを感じることができます。このツボは足の先の冷えを取ってくれますよ。
「湧泉(ゆうせん)」・・・足の指をぎゅっとグーの形にした時に、足の裏のへこんでいるところです。精神を整えて、自律神経のバランスの調整にも効果があります。
「三陰交(さんいんこう)」・・・足の内側のくるぶしから、指を4本分上にいったところです。少しくぼんでいます。ここは、婦人科系に効くツボで、子宮あたりを刺激し温めにもつながります。ホルモンバランスの調節を促したり、生理痛などにも効果のある女性に嬉しいツボですよ。
また、これらのツボは指圧する以外にも温めることでも効果があります。
温かい靴下を履いたりカイロを貼ると、温灸ほどではありませんが全身をポカポカさせてくれます。カイロは、触れて皮膚の冷たいところに貼るのも良いですがこういったツボの上に貼ることもオススメです。
ツボを指圧するときは、その指のチカラの強さにも注意が必要です。
ゴリゴリと、ただ強く押せば良いものではありません。よく、テレビ番組で足ツボ特集何かをやっていると、お笑い芸人などが大声を出してのけぞるように痛がっていますよね。冷え性のツボにあれはやりすぎです。
ですが反対に、まるで撫でているような優しすぎる力では意味がありません。
ツボには、そのツボがある場所や効果のある反射区に合った力加減があります。
足首や足の周辺にあるツボは、軽く押して痛気持ち良い程度の力にしましょう。
冷えを改善するツボには血流を良くする効果もあるので、強く押しすぎると血管を収縮させてしまうことがあります。そうなると、せっかくのツボ押しも逆効果なので注意してくださいね。
また、血管は呼吸と合わせて収縮します。息を吐くときに血管が広がるので、息を吸ってから吐くときにツボを刺激するとさらに効果的ですよ。
どのようなお風呂の入り方がいい?
お風呂に入って湯船につかるのは、体を温めるのにもっとも有効な方法です。
ですが、入浴方法を間違ってしまうと体が温まらないどころか反対に冷やしてしまうこともあるんです。
体が冷えていると、暑いお湯でカーッと温めたくなりますよね。でも、実はこれは間違っているんです。
体を温めるために最適なお湯の温度は体温+2度くらい。つまり、40度に届かないくらいの温度なんです。
少しぬるく感じますが、時間をかけてゆっくりつかることでリラックスさせる自律神経の副交感神経が優位になります。すると、そのリラックス効果で収縮していた血管が広がり、血流が改善します。
血管が広がると、お湯で適度に温められた血液が全身にいきわたり、手先や足先にも運ばれます。さらに熱の浸透も良くなるので温まりやすく湯冷めしにくい状態にしてくれるんです。
それと、湯船につかるときはしっかり肩までつかることが大切なんです。半身浴が美容や健康に良いと女性を中心に流行していますが、体を温めるためにはよくありません。
肩までお湯につかることで、全身に水圧がかかり心臓にも血液が良く通ります。するとさらに血行が良くなり温める効果がアップします。
心臓が弱い人や持病のある場合でなければしっかり肩までゆっくり時間をかけて使ってくださいね。
体を温める方法まとめ
今回ご紹介した方法だけでなく、体を温めるためには「ただ、なんとなく」やっていてはいけません。
どうして温まるのか、その理由まで考えることで何が正しく何が間違った方法なのかもわかるようになります。
体の仕組みを勉強して、もっと効率的に体を温めることができるようになってください。
特に体温を上げることは免疫力のアップにもつながり、風邪や病気にも強くなります。
癌細胞に対抗してくれる、ナチュラルキラー細胞も体温37度くらいで活発になります。
入浴に関して言えば、お湯の温度が体温+2度くらいで壊れてしまった細胞を修復してくれるヒートショックプロテインというたんぱく質のはたらきも良くなります。
体を温めることは、快適というだけではなく健康にもたくさんの効果があります。
あなたも今年の冬はしっかりと体をポカポカにして、風邪や病気に負けない強い体を作ってくださいね。