体を温める食べ物で、効果が高いといわれる生姜。
毎日生姜を摂取したいのに、食べ方が思いつかなくて継続できないという話をよく聞きます。
そこで、この記事では体を温めるための生姜の効果的な摂り方、生姜湯についてご紹介します。
体を温めることで、風邪の予防やダイエットにも効果があるのでぜひ飲んでほしいドリンクでもあります。
詳しい生姜湯の効能や、簡単!生姜湯のレシピも伝授しちゃいます。
この記事を読み終わるころには、あなたも生姜マスターです!
目次(クリックするとスクロールします)
生姜湯の効果や効能は?
実は、生姜湯には体を温めるだけではない様々な健康効果があるんです。
ここでは、生姜湯がもたらす効果をご紹介します。
まずは、生姜湯の効能を一気に見ていきましょう。
・血行促進
・血をさらさらにする
・めまい、耳鳴りの解消
・体を温める効果
・内臓の冷えを解消
・肩こりの改善
・気管支拡張作用
・咳をしずめて痰の排出を促進
・花粉症などのアレルギーを軽減
・解熱、鎮痛作用
・のどの痛みや関節痛の改善
・免疫力アップ
・風邪の予防
・唾液を分泌、食欲を増進
・消化吸収を促す
・胃粘膜を刺激し胃液の分泌を促す
・整腸作用
・吐き気止め
・二日酔いなどの胃酸過多を改善
・血糖値を下げる
・自律神経のバランスを整える
・リラックス、安眠効果
いかがですか?生姜には、こんなにも効能があったんです。
それでは生姜に含まれる成分を見てみましょう。
ジンゲロール
ジンゲロールは生姜に含まれる辛味成分のひとつで、生姜由来のポリフェノールです。
高い殺菌作用や免疫力をアップさせる効果、吐き気を抑えたり鎮痛・抗炎症作用があります。発汗作用もあるので、ダイエット効果が期待されるこのジンゲロールは、生で生姜を摂ると効果的です。
また、ジンゲロールは皮に有効成分が多いので、皮ごとすりおろすなどして食べましょう。
寿司とガリを一緒に食べるのは、このジンゲロールによる殺菌作用で食中毒予防効果があるからです。
風邪で発熱している時にも発汗作用で解熱効果がありますよ。
ショウガオール
ショウガオールも生姜に含まれる辛味成分のひとつです。ジンゲロールを加熱や乾燥処理した時に出来る成分ですよ。
ショウガオールには、主に体を温める効果があります。
血管を拡張することで血流を改善し、体の奥深くから温めてくれるんです。
血流のほかにも、血液をサラサラにしたり血管を修復・抗炎症・抗酸化作用、自律神経のバランスを整えてくれるのもこのショウガオールです。
生姜を加熱したり乾燥生姜パウダーなどで摂取することができますよ。
ジンゲロン
ジンゲロンも、ショウガロールと同じで生の生姜を加熱や乾燥させた時に出来る成分です。
ジンゲロンには脂肪の分解を促す効果があり、さらに脂肪が蓄積するのを防止するはたらきがあります。
血管を拡張して血流を改善してくれるので、血圧の低下や生活習慣病の予防、肥満やメタボ予防にも効果があります。
ジンギベレンなどの香り成分
生姜には、ジンギベレンやクルクミン・リモネン・シネオールなど50種類以上の香り成分が含まれています。
これらがつくる生姜の香りには唾液を分泌して食欲を増進したり、リラックスさせる効果があります。
他にも吐き気止めや咳止め・胃腸を整えたり消臭や神経痛の緩和に効果があります。
これらの香り成分も皮のすぐ内側にあるので皮ごと調理するのに向いていますよ。
生姜湯の作り方やレシピは?
ここからは生姜湯の作り方をご紹介します。
使用する生姜は、チューブのおろししょうがでも構いません。
ですが、チューブ生姜には人工添加物や増粘剤などが含まれているので、どうせ健康のための生姜湯に使用するなら生のものを買ってすりおろしたほうが良いですね。
それに、やっぱりチューブのものと生の生姜では味や風味に違いが出ます。
では、いよいよレシピのご紹介です!
はちみつ生姜湯
生姜・・・1~2片
はちみつ・・・大さじ1
レモン果汁・・・お好み
お湯・・・200ml
生姜をすりおろし、はちみつとともにカップに入れます。熱湯を注ぎ、お好みでレモン汁を垂らして優しくかき混ぜれば完成です。
簡単ですよね。
これで体ポカポカ温まるはちみつ生姜湯がいつでも楽しめます。
はちみつが苦手な人は、代わりに砂糖で甘みを付けてください。
ただし、上白糖は体を冷やすので黒糖や三温糖を使用してくださいね。
この時、すりおろし生姜ではなく乾燥生姜を使用すると、より体を温める効果がアップします。
乾燥生姜は購入すると少し高いですよね。なので、自宅で作っちゃいましょう。
次は乾燥生姜の作り方です。
乾燥生姜の作り方
乾燥生姜を作りたいと思っても、天日干しなんて面倒だし、ちょっと難しそう・・・そんな風に思う人は多いと思います。
なんで、ここでは電子レンジを使って簡単に作れる方法をお教えします。
1.生姜を、皮を残しながら丁寧に洗います。
2.2mmにスライスしたら
3.耐熱皿に、重ならないよう注意しながら並べましょう。
4.500wの電子レンジで2分、加熱します。
5.一度レンジから皿ごと出し、荒熱を取ります。
6.ひっくり返して再び500wで2分加熱・・・
7.ここからは、だいたい30分ごとにレンジを開けて乾燥具合を確認します。
8.加熱しすぎると、焦げたり燃える危険があるので注意してくださいね。
9.しっかり水分がとんで乾燥すると、生姜の繊維が表面に浮きだしてきます。
これで乾燥生姜の完成です。
これは、簡単に作れる方法なので、長期間の保存には向きません。
遅くても1週間~10日ほどで使いきるようにしましょう。
食べるペースや人数によって経るペースは違いますが、だいたい1人10枚程度でしょうか?はじめは少な目に作ってみて、あとはお好きな量で調整してくださいね。
完成した乾燥生姜は、そのまま生姜湯にしたり紅茶に浮かべても良いですし、フードプロセッサーなどで粉末にしても便利です。
どちらにしても、あなたのお好みに合わせてアレンジしてみてください!
さいごに
生姜はそのままでも体を温めてくれますが、今回お伝えしたように加熱・乾燥することでさらに最強の温め効果を得ることができます。
私のオススメは、生姜湯以外にも「生姜ご飯」や「生姜スープ」「生姜雑炊」などたくさんあります。
冬の時期だけでなく、夏のエアコンによる冷えにも効果的です。
夏でも本当はホットドリンクを飲んでほしいのですが、たまには冷たい物を飲みたい!という時は手作りジンジャーエールにも挑戦してみましょう。乾燥生姜を活用したり、乾燥させなくてもジンジャーエールのシロップは加熱して作るのでポカポカ効果は最強です。夏にオススメのドリンクですよ。
冷たい飲み物やアイスの飲み過ぎ・食べ過ぎが原因の内臓の冷え性も解消できます。
また、免疫力のアップにも欠かせないので、1年中、生姜を取れるように色々工夫してみてくださいね。
全身の様々なところの健康を維持してくれる生姜のパワーを借りて、毎日元気に過ごしましょう!