「風邪には葛根湯」
このフレーズ、テレビでも耳にしますよね。
でも、葛根湯ってそもそも何?本当に風邪に効果あるの?
そんな疑問を持って試したことのない人もいるのではないでしょうか。
実は、私もそんな、まだ試せていないうちのひとりです。
そこで、この機会に葛根湯について色々調べてみました。
あなたもその目で葛根湯の効果をぜひ確認してみてください。
葛根湯を飲むべきタイミングもあるみたいですよ。
目次(クリックするとスクロールします)
風邪に葛根湯は効果ある?
風邪をひいたとき、葛根湯は効果があるのか?
結論から言うと、かなり効果があるようです。
そもそも葛根湯とは、葛湯などに使われる(くず)の、根の部分を乾燥させた「葛根(かっこん)」という生薬の薬です。
葛根湯には葛根のほかにも
・桂皮(けいひ)
・大棗(たいそう)
・芍薬(しゃくやく)
・麻黄(まおう)
・生姜(しょうきょう)
・甘草(かんぞう)
という6種類の生薬が配合されています。その中でも葛根が主成分ということで、葛根だけで出来ている薬ではありません。
葛根湯の歴史は古く、1500年以上も昔から風邪や肩こりの薬として利用されてきました。
風邪に効果があるといわれる葛根湯ですが、実は筋肉のコリや体の腫れ・痛みにも効果があるんです。血流を改善することで肩こりや首のこり・背中にまでも効果を発揮します。
そして、肝心な風邪への効果ですが、特に風邪のひき始めに効果があります。
鼻からくる風邪や鼻炎・頭痛・筋肉痛・手足の痛みの症状がある時に飲むと薬の効き目を実感できるそうです。それだけでなく乳腺炎や神経痛やリウマチ・皮膚炎・湿疹にも効果があります。
効果が風邪だけでないなら、家庭にひとつ常備しておくと安心ですね。
また、効果のある薬で気になることは「副作用」です。
葛根湯の副作用はどのようなものなのか?
次の章でご説明します。
葛根湯の副作用
葛根湯の副作用には以下のようなものがあります。
・発疹
・皮膚の赤み
・かゆみ
・吐き気
・食欲不振
・胃の不快感
・動悸
・多量の発汗
・むくみ
・手足のしびれ
・倦怠感
・皮膚や眼球が黄色くなる
これだけの副作用の種類があると心配になってしまいますが、葛根湯を服用したことによる重大な副作用はありません。
ですが、服用後の体調の変化には十分注意して、特に上で挙げた最後のふたつの症状が強く出た場合はすぐに病院を受診してくださいね。
いつ飲むとよい?
最初に少しだけ触れましたが、風邪で葛根湯を飲むときは、そのタイミングが非常に重要です。
テレビCMでも行っているように、葛根湯を飲むべき効果的なタイミングは「風邪のひき始め」です。
風邪のひき始め、「ゾクゾクする」「何だかだるい」「頭痛がしてきた」これくらいの時期に飲まないと意味がありません。
発熱してしまった後や、喉が痛いとき、熱が下がり始めて汗をかいている時では効かないのです、もう遅いんですよ。
ですので、葛根湯は風邪をひく前には買って用意しておいてください。
風邪かも、と思い始めてから時間が経ってしまうと効果がなくなってしまいます。
風邪をひき始めている時にタイミングを逃さず飲みましょう。
また、葛根湯は虚弱体質の人や汗かきの人には効果がないとも言われています。体力のある人に効果が出やすいみたいです。
飲み方のポイントは、食間(食事と食事の間)の空腹のときに飲むことです。食後でも構わないのですが、空腹で成分を吸収しやすいときに飲んだ方が効果がアップしますよ。
風邪は、体の表面が冷えることから始まります。そして、発熱して身体を温めることで風邪の原因の菌やウイルスを攻撃して治していくのです。
風邪に限らず病気も、早期の治療開始が望ましいですよね。そこで、風邪のひき始め(早期、初期)には葛根湯を服用して体温を上げることでそれ以上症状が悪化したり重症化することを防ぐのです。
ですので、葛根湯は「風邪のひき始め」にしか効果がなく、飲むタイミングさえ間違わなければ協力な効果を発揮してくれるのです。
葛根湯には「顆粒」「錠剤」「ドリンク剤」があります。
中でも葛根湯はドリンクタイプがよく効きますです。
ここからはオススメの葛根湯ドリンクをご紹介します!
ちなみに、色々な種類がありますが、葛根湯製剤に含まれる成分は先ほどご紹介した7つの生薬です。
効能や効果・副作用・飲む時期やグラム数などはほとんど変わらないので、ここではそれらは省いてお伝えしますね。
好きな会社がある、味がある、CMに出ている俳優さんや女性タレントが好きだから、といったあなたのお好みで選んでみてください。
カコナールシリーズ
第一三共ヘルスケアのカコナールシリーズのドリンクは、「カコナール」「カコナール2」「カコナール2はちみつジンジャーフレーバー」があります。
中でもオススメなのは「カコナール2はちみつジンジャーフレーバー」です。
ドリンク剤の味や苦みが好きでない人でも飲みやすい味で、しかも効果は変わりません。
価格は45mlが2本入りで980円です。
ルル風邪薬内服液
こちらも第一三共ヘルスケアの薬ですが、次のオススメは「ルル風邪薬内服液」。
ルルといえば風邪薬でおなじみのシリーズですね。この「ルル風邪薬内服液」は葛根湯エキスのドリンク剤です。
価格は3本入り1200円です!
ストナ葛根湯2
次は、佐藤製薬株式会社の「ストナ葛根湯2」です。
ストナも風邪薬では有名なシリーズですよね。
価格は2本入りで980円です。
ツムラの葛根湯
風邪薬ではなく漢方薬でおなじみのツムラからも「葛根湯」ドリンク剤が発売されています。
価格は、6本入りで1200円です。お手頃な価格ですね!
まとめ
いかかでしたか?
私もそうなんですが、粉薬が苦手な人って大人でも意外と多いですよね。でもオブラートに包むとかなり大きくなって飲み込みにくいし・・・
そんなときにオススメなのが、今回ご紹介したドリンク剤です。
しかも、これまた私のようにドリンク剤の味が苦手という人でも味付きがあればとてもありがたいです。
薬って、いつも決まった種類ばかりを飲んでしまいがちですよね。家にあるから、昔から飲んでいるから、前に効いた気がしたから、などその理由は様々です。
でも、色々探してみれば飲むタイミングを変えればさらに効果のあるものや自分に合った薬を見つけられるかもしれません。
私にとって、まさに葛根湯がそれでした。いつも飲む風邪薬も決まっているし、それ以外のものを飲もうと思うことはなかったんです。
ですが今回葛根湯を調べて、そこまで効果があるなら飲んでみたいと思えました。次に風邪をひきそうになったら試してみようと思います。
あなたも、「いつもの」というこだわりや習慣・固定観念を少しやめてみて、健康的な日々を送るための工夫をしましょうね。